『〈消費者〉の誕生――近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』に関する告知・ならびに情報の集約

はじめに

本ページは、以文社より2023年5月16日に発売されました『〈消費者〉の誕生――近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』に関するイベント情報などを集約するものです。

www.hanmoto.com

書評

図書新聞

評者は関西学院大学の今井この実先生です

dokushojin.stores.jp

 

週刊読書人

評者は日本大学の原山浩介先生です

[3515]2023年11月17日号jinnet.dokushojin.com

 

社会学評論(295号)

評者は筑波大学の加島卓先生です

J-STAGE公開は2025年です)

イベントに関する告知

合評会

歴史社会学研究互助会開催

林凌著『〈消費者〉の誕生――近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社) 合評会
日時:2023年8月10日(木)14:00-17:00
開催形態:ハイブリッド
対面会場:東京大学駒場キャンパス2号館(教室は人数確定後周知)
趣旨:
本合評会では、林凌著『〈消費者〉の誕生――近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社)を取り上げる。近代日本における〈消費者〉像の形成過程を分析した本書は、これまで強く意識されてこなかった消費者主権をめぐる社会・経済思想の系譜を指摘するとともに、その現代社会に対する影響力を示そうとするものであった。この観点より、本会においてはまず筆者の林凌が、本書の構成や含意、その執筆経緯などについて述べた後、評者の加島卓(歴史社会学)と石川洋行(消費社会論)がそれぞれの見地より本書を論評する。歴史社会学と消費社会論は、日本でそれぞれ独自の発展を遂げてきた一方で、その知見が近年相互に影響を与えてきたとは言い難い。本会の実施が、その機会となることを願っている。

報告
・林凌(日本学術振興会特別研究員(PD))
コメント
・加島卓(筑波大学
石川洋行(八洲学園大学非常勤講師)

参加登録
開催日2日前の8月8日(火)までに以下のフォームにご記入の上、参加登録を行なってください。
https://forms.gle/pEYVnDK149wjHPg59
前日までに教室名ならびにzoomリンクをお送りします。
※対面参加の方も必ず登録をお願いいたします。
※zoomリンク・報告資料等の二次配布はおやめください。

注意事項

ご参加希望の方は、主催する歴史社会学研究互助会が策定している以下のアンチハラスメントポリシーを事前にご確認ください。
・歴史社会学研究互助会アンチハラスメントポリシー
https://drive.google.com/file/d/1KcQdoNrX0tKKDtr_8uRQSublDbReE_BQ/view

主催:歴史社会学研究互助会

 

画像

 

消費文化と労働研究会 開催

下記の日時にて、林凌著『消費者の誕生:近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社、2023年)の合評会を実施いたします。参加を希望される方は、下記のフォームにご記入ください。開催日が近づきましたら、参加用のURLをお送りいたします。許可なくリンクを転載することは避けていただきますようお願いいたします。

評者:畑山要介(豊橋技術科学大学)・跡部千慧(立教大学)・今野晴貴NPO法人POSSE代表)

ハイブリッド開催といたしますが、現地の映像・音響に関する環境の保障には限りがありますので、可能な限り対面参加されることをおすすめいたします。

【日時】12月10日(日)14:00~18:00(予定)

docs.google.com


【開催形式】ハイブリッド開催(対面会場:成城大学3号館311教室/オンライン会場:Zoom)
【参加費】無料

◎当日のプログラム(報告者・報告順等は変更になる可能性があります)
14:00-14:05 開会挨拶
14:05-14:30 概要説明 
14:30-15:00 畑山要介氏による書評コメント
15:00-15:15 休憩
15:15-15:45 跡部千慧氏による書評コメント
15:45-16:15 今野晴貴氏による書評コメント
16:15-16:35 休憩
16:35-17:00    林凌氏によるリプライ 
17:00-17:55 再リプライプラスフロアと全体討議
17:55-18:00 クロージング

◎書籍の情報はこちら
http://www.ibunsha.co.jp/books/978-4753103751/

◎主催
消費文化と労働研究会

◎お問い合わせ
永田大輔・松永伸太朗の両名にご連絡ください。
永田:dn.networks410(@)gmail.com
松永:shintaro-matsunaga(@)nagano.ac.jp

カルチュラル・スタディーズ学会若手研究会開催

「消費」の力学を問い直す
報告者:林凌(学振PD)
指定討論者:酒井隆史(大阪公立大学
司会:大石茜(津田塾大学非常勤講師)

日時:2024年1月20日(土)15:00~17:00
場所:明治大学和泉キャンパス図書館ホール
参加方法:対面、Zoom
参加費:無料 ※若手研究会のため、40歳以上の専任教員ないし正規雇用社員の方が参加される場合にはご寄付をお願いしております。

参加ご希望の方は以下よりお申し込みください。
https://forms.gle/633CGYsxmJHchGvG9

概要
本イベントでは、『消費者の誕生 近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社、2023年)を上梓された林凌氏をお招きし、本書で書かれた「消費者」ないし「消費」をめぐって形成されていく社会について報告していただきます。
「消費社会」「消費文化」は、カルチュラル・スタディーズにおいて重要な対象でした。人々が資本主義社会の中で生産されたモノをどのように「消費」(受容)するのかを、カルチュラル・スタディーズでは、権力への抵抗や文化的アイデンティティの生成といった視点から読み取ってきました。他方、林氏は「消費(者)」それ自体の概念の形成にアプローチしています。「消費すること」が社会のなかでいかに重要な行為として考えられるようになり、「“良き”消費者」がどのように構想されていったのかが、林氏の主な問題関心です。林氏には、本書で書かれた内容をもとに、日本における「消費」の系譜について報告していただきつつ、カルチュラル・スタディーズにおける「消費」をめぐる議論に新たな風を吹き込んでいただきます。
また、指定討論者として酒井隆史氏にご登壇いただきます。酒井氏は名著『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青土社、2011年)において、大坂ミナミとして知られるエリアがいかに消費の街として形成されたのかを分析しています。さらに酒井氏は、必読書『自由論 現在性の系譜学』(河出文庫、2019年)において、現在社会を貫いている「新自由主義」の生成過程について詳細に分析しています。これら酒井氏の著作において議論されている内容は、林氏の「消費」論を支える一角をなしています。
イベント当日は、お二人のディスカッションならびにフロアとのディスカッションを通して、「消費」という形式が持つ力学、そしてそれに内包されている「新自由主義」の問題について考えていきます。

 

立命館大学人文科学研究所重点プロジェクト「グローバル化と地域の多様性(diversity)」開催

 日時    

2024年3月16日(土) 15:00~17:00 

 

     会場     

立命館大学衣笠キャンパス 創思館407・408教室

 

  登壇者  

林 凌 (日本学術振興会 特別研究員)

「近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義」 

評者:下村晃平 (立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程)

司会:稲葉渉太(京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程)

 

参加無料・事前登録不要

www.ritsumei.ac.jp

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ブックラウンジアカデミア(著者、自著を語る)

www.bookloungeacademia.com

読書会・書評会の開催支援について

読書会、ならびに書評会を開催される方で、林に参加を希望される方は(assyupokira[at]gmail.com)までご連絡ください。以下の様な場合に、お使いいただければと考えております。

  • 林に対し、内容に関する説明をして欲しい(30分程度)
  • 林に対し、内容に関する質問をしたい
  • 林と当該書に関連するテーマについて議論をしたい

オンライン参加の場合は、原則お受けします。対面での参加をご希望される場合は、開催場所や日時についてご相談下さい。

実績:2団体の読書会に参加(2023/09/09)